仔猫がお家に来たらすぐ病院へ

ネコちゃんが家に来たら、すぐにうんちを病院に持ってきてください。ネコちゃんのお腹には、回虫などの消化管寄生虫が住んでいる場合があります。糞便の処理を誤ると、人にも感染し、子供の場合重篤な症状が出る場合があります。

まず検便を行い、虫がいた場合は駆虫薬を飲んでやっつけます。その時一緒に楽しい生活の仕方をお話しします。食事の量、どのようなおやつをあげたら良いか、日々のお手入れについてお話します。
また、ネコちゃんがなりやすい病気と病気にさせない方法についてお話しいたします。

身体検査

筋肉、関節、リンパ節の触診、聴診による心・肺音のチェック、口腔内の異常がないかなどをチェックします。

仔猫の予防

生後63日

一回目  混合ワクチン接種
二回目   混合ワクチン接種(一回目注射後、4週間経ってから

ただ生後60日以前にワクチンを接種されている場合は、お母さんの免疫が残っていてワクチンの効果が不十分なことがあるので、
1回目を打った4週間後に2回目
2回目を打った4週間後に3回目
を打つ3回の接種が必要になります。

『ワクチンを打って、体が忘れかけた頃もう一度打つ』を繰り返すことで強い免疫が残せます。
二回目が終われば、次は1年後になります。その後は年1回の注射で十分な効果が得られます。

初めての春

フィラリア予防

ネコちゃんもフィラリアに感染することがあります。
ワンちゃん同様5月~11月末までの予防をおすすめします。

ノミ・ダニ予防

4月~11月まで月一回内服薬または首の後ろにつける薬で予防します。
ノミ・ダニは痒いだけでなく、恐ろしい病気も媒介します。
ご家族に移すことがありますので、しっかり予防しましょう。

『ネコを愛する方にお願い』

ネコちゃんは具合が悪くても、ギリギリまで元気に振る舞います。
飼い主さんが気付いた時には手遅れのこともあります。
定期健診など成猫の予防を参考に、病気をさせないよう全力を尽くしてください。
また、子供の頃から病院に慣れておくと、治療が必要な時ストレスを最小にすることが可能です。
体重測定だけ、爪切りだけでもご来院ください。
信頼関係が築けるよう、努力いたします。