七月に入って突然、猛暑になりました。人間の世界でも熱中症で多くの方が病院に搬送されています。
以前から当院のブログでも注意を呼び掛けているように、室内にいる犬や猫でも熱中症になる危険性があります。
今日の診察でも、昼間に窓を開けて扇風機だけ回していると話される飼主さんが居られました。
しかし、犬や猫は年中毛皮を着ていて、人間のように汗がかけないため、扇風機で風を当てるだけでは体温を下げられません。
日中は、必ずエアコンのスイッチを入れて、部屋全体の温度を下げてください!!
まだ今年は当院では熱中症の犬や猫は来院していませんが、皮膚病の犬や猫の来院は増えてきました。
気温や湿度が上がると皮膚の表面で細菌やカビが増えやすくなり、かゆみが出やすくなります。
また、皮膚が温まると、余計にかゆみを感じやすくなります(お風呂に入った後に急にかゆくなる、あれです)。
犬や猫は人間以上にかゆみを感じやすいともいわれていますので、温度と湿度を下げて出来るだけかゆみを和らげるようにしてあげてください。