フィラリア症予防について

- Category - 未分類

皆さんフィラリア症予防のお薬はしっかり飲ませていますか?
当院では5月末から11月末までの投与をお願いしています。

今回はフィラリア症についてお話します★
わんちゃんを飼っている方はご存知と思いますが、
フィラリアとは蚊が媒介する事によって伝染する寄生虫の事です。

よく聞かれる事で多いのは
「どうして蚊のいない秋まで飲ませないといけないの?」
「薬を飲んでる1カ月間は蚊に刺されても平気?」
「去年抜けた月があったけれど室内飼いだし、今年もそのまま飲ませても良い?」
との質問です。

簡単にお答えすると、
「蚊からの感染自体を予防するのではなく、蚊からうつった幼虫を心臓に行く前に駆除するお薬」という事です。

フィラリアは犬の体内でライフサイクルを作っており、もっと詳しく説明しますと…

①感染犬を蚊が吸血します。
その時に蚊は口から感染犬の血液中にいる子虫(ミクロフィラリア)を蚊の体内に取り込みます。

②蚊の体内で感染幼虫へと成長します。

③感染していない犬を

吸血した時に幼虫を体内に侵入させます。

④約2週間で脱皮し体内移行幼虫へと更に成長していきます。

⑤そして皮下・筋肉内で約3か月かけて成長しながら、血管へ侵入します。

⑥やがて血管から心臓・肺動脈へと辿り着き、フィラリア成虫となります。

⑦更にフィラリア成虫は血液中に①の子虫を産むのです…

そして①へと戻ります……

いかがでしょう。
恐ろしすぎる進化ですね…ホラー級です!!
存在する意味はあるのかと疑問と嫌悪感しかありません。

こんなホラーなフィラリアが寄生した状態でお薬を飲むとどうなるでしょう。
察しの良い方はお気付きかと思いますが、血管で死んで詰まってしまいますね…

フィラリア症の主な症状は、
〇ぜーぜーとした咳
〇苦しそうな呼吸・散歩が短い
〇元気・食欲がなくなる
〇お腹が膨らんでくる(腹水)
〇赤い尿を出す(血尿)

 

ここまでの復習→分りやすい動画 
「じゃあ蚊が出る前の早い時期に予防したのだから11月まで飲ませる必要ないのでは?」
「うちはしっかり蚊取り線香焚いてるし、虫よけしてるし大丈夫!」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

先ほど説明したように、フィラリアは脱皮を繰り返しながら成長していきます。
お外に出なくても、一日中絶やさず蚊取り線香をされてるお家はありませんよね?
虫よけをしていたとしてもかまれる可能性は大いにあります。
予防薬は100%駆除できるものではなく、
毎月予防していても③での幼虫が一部生き残って④へ成長する為蚊がいなくなった翌月まで駆除しなくてはいけないのです。

 

長々と説明しましたがこれが予防の為の答えです☆
去年抜けてしまった!
今からでは遅いかな・・・という方!ご心配なく!
血液検査で感染の有無を簡単に調べる事ができます。
調べる事で獣医師により安全にお薬を始めて頂けますので、ご相談ください。
これからも、とっても怖いフィラリア症から大事な家族を守ってあげましょう♪

※当院にフィラリア成虫のホルマリン漬けあります。
希望の方は声をかけてください☆