オーストラリアの山火事

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2009年2月18日(水)の日記CENTER>

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オーストラリアの山火事

 お父さんにはもう20年以上前からの友人がいます。
その人の名はアシュレイ・ヘイゼルグロブ。オーストラリア人です。
30年くらい前に日本に来て大学の先生をしていました。彼女はとても熱心な動物愛好家でしたが、日本人のペットの管理についていつも心配していました。昔の人は犬も猫も放し飼いが多く、勝手に繁殖しては無駄な殺生を繰り返す、そんな日本人に避妊手術や去勢手術の大切さなどを丁寧に説明しては、不要といわれた命を預かり、2週間精一杯の愛情をかけて世話をしそして涙を流しながら最後は安楽死をしました。

ある日、プードル二匹が引き取られて来ました。捨てられていたそうです。繁殖に使われていたようで、全身皮膚病でやせ細り体力もなく、毛は厚さ3センチもあるような毛玉になり、お尻の穴も見えません。出たウンチは毛の中にたまりとても不潔な状態です。アシュレイさんは診察とトリミングを依頼してきました。そしてきれいになった2匹の皮膚病の治療のため毎日頑張ってお薬をやりシャンプーをしました。その間彼女はその2匹と一緒に同じベットで寝てあげていたのです。

2週間後に見たその2匹はまるで別の犬でした。でもその後その2匹は安楽死されるのです。お母さんが彼女に聞いた話では「今までは不幸だったけど、死ぬ前の2週間はこの子達の人生の中で最高に幸せな時を過ごさせて人間は友達だった、と思ってほしい」と言っていたそうです。そんな彼女の家には常に20~30匹の犬や猫がいました。日本人がなるべく見たくない、したくない仕事を彼女は20数年にわたって頑張ってくれました。

そんな彼女も歳を取り、「日本人は少しも変わらない。法律で決めたことは守るのに。」と言い残して5年くらい前にとうとうオーストラリアに帰ってしまいました。彼女の故郷はビクトリア州。傷心の彼女を癒していたのは優しい故郷の森や動物たち。武蔵や雪となずけられたアルパカたちとひっそりと暮らしていたのに・・・。

暑い夏はいつも「火事が恐い!!」といっていたアシュレイ。今どこにいますか?無事でいますか?毎日心配しています。

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