夏の終わり。

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 入院室でばたばたと音がします。
ん?何か飛んでいます。それも「ミーンミーン」と大きな声で・・・。
お父さんが「セミだ!」といいました。セミと言う生き物らしいです。今度は入院室の床の上をのそのそ歩いています。そして又天井近くまで飛びました。

 アッ!!ダイスケに見つかりました。
いつも寝てばかりのダイスケの目がまん丸です。
犬舎からぱっと飛び出してジャーンプ。あっという間に洗濯機の上で飛んでるセミを見ています。
いつも、のそのそしか動けないと思っていたのでびっくりです。やっぱり猫だったんですね。でもセミは高すぎて届きません。

そう思っていたら、又床に落ちてきました。変な生き物です。ダイスケもじっと見ています。
アッ、触りました。鳴きやんでいたセミは又鳴き始めました。狭い入院室ではすごい声です。でもこのセミどうしてこんな所に入ってきたのでしょうか?どうやらもう弱っていて元気には飛べないようです。

このままでは「ダイスケにおもちゃにされる」・・・と思っていたらお父さんがさっと拾って外にポイっと投げちゃいました。あ~あ、少しワクワクしたけどしょうがないか。ダイスケも未練いっぱいで外を眺めていました。夏の終わりの夕方の出来事です。