子供の頃の記憶

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 私がこの家に来たのは生後50日足らずのある7月の暑い日曜日でした。確か本当の兄弟は10匹くらいいたと思います。兄弟全員が、大きなダンボールに入れられて、ペットショップのおじさんの車に乗せられ、上田動物病院に来ました。おじさんは何かのお薬を取りに寄ったついでだったと思います。

 いきなりハッチバックのドアが開きました。私たちは流れ込んでくる外気に一斉に外を見ました。
「先生、どれでも好きな仔もらってよ。お客さん家で生まれて困ってるので引き取ったんだけど・・・」

 ぐいっと伸びた手は隣のおとうとの首をつかみ上げると「あっ!雄か」といって元に戻しました。
次は私かと思ったら後ろの妹をつかみました。そしてその仔を左手に持ち、右手を伸ばして私をつかんだのです。これが運命の分かれ道です。しばらく私と妹を見比べて「この仔にするよ。」
 お父さんの腕に抱かれていたのは私でした。これが私と上田動物病院の初めての出会いでした。
他の兄弟はみんな鳥取県に貰われて行き、今はどこにいるのやら?

 今日は子供の頃を思い出し、やっと病院暮らしに慣れた頃の写真をお見せします。この頃から私には広報担当の素質があったのか、写真を撮られる時は必ず目線犬です。